実績紹介実績紹介

⼀般社団法⼈日本能率協会 2023

クライアント
⼀般社団法⼈日本能率協会 2023
開催地
桜ヶ丘カントリークラブ
参加者
アマ122名 プロ4名 計126名(32組)
企画
プロと対決ホール、ドラコン⼤会、ニアピン⼤会、新ペリア⽅式、ショットガンスタート、スイング写真と集合写真のアルバム制作、フォトウイング、ヨネックス試打会/表彰式(パーティ2部制、プロをプレゼンターとする表彰式)
運営
全ての企画に対するスケジューリング / 参加者の誘導、スタッフの配置、スターター、各コンペイベント(ドラコン、ニアピン等)の進⾏、アテスト、スコア集計、撤収&清掃作業/プロを使った表彰式の進行、プロサイン会の進行

お客様インタビュー

お客様画像
一般社団法⼈日本能率協会 専務理事
小宮 太郎
  • Q. JMAさんについて、紹介していただけますか。

    小宮様(以下、敬称略):JMAは1942年の創立以来、経営革新の推進機関として活動をしてきました。
    産業界の健全な発展を先導することを目指し、「人と組織をつなぎ経営革新の未来を拓く」ことを掲げています。JMAは「人と人」「人と組織」の架け橋であり、人的交流や親睦のプラットフォームです。 JMAは教育・研修やものづくり支援、展示会の企画運営、審査検証などの事業を行っています。特にフラッグシップとなる展示会には、アジア最大級の食品・飲料専門の展示会である「FOODEX JAPAN」や、物流に特化した「国際物流総合展」、ホテルやレストラン業界向けの「HCJ」を開催しています。

  • Q. JMAが目指していることについて、教えてください。

    小宮:哲学者であり思想家でもある安岡正篤(やすおかまさひろ)先生は「縁尋機妙 多逢聖因(えんじんきみょうたほうしょういん)」を唱えました。「良い縁がさらに良い縁を尋ねて発展していく様は誠に妙なるものがある。また、いい人に交わっていると良い結果に恵まれる」といった意味です。安岡先生の言葉は、まさしく人と人をつなぐプラットフォームを目指すJMAの活動を表していると思います。

  • Q. ゴルフコンペを行う理由について、教えてください。

    小宮:3つあります。1つ目はご縁をつなぐスポーツであること、2つ目は人と人との距離を近づけることができるスポーツであること、3つ目はプレーの時は、同じ組でラウンドすることでメンバー同士が盛り上がり楽しめることです。勝ち負けにこだわるより、交流や親睦を深めることが目的です。

  • Q. ゴルフコンペは周年事業として開催されていますね。

    小宮:過去3回開催しました。2017年の創立75周年、2022年の創立80周年、そして2023年に開催した創立81周年コンペです。75周年のときも、80周年の開催時も評価が高かったため、毎年企画することになりました。 今回の81周年のコンペではカメリアヒルズカントリークラブを貸し切り、90名が参加しました。女子プロの参加は32名です。ベストボール方式チーム戦で行い、フルで18ホールをラウンドするコンペはかなり豪華だったのではないでしょうか。 すばらしいホスピタリティの女子プロの方と一緒にレッスンを受けながら、ラウンドすることができたので大変盛り上がりましたね。

  • Q. どのようにチーム構成を組まれたのでしょうか。

    小宮:ほぼ私1人で行いました。失礼がないように考慮しながら、メンバー間の親睦が深まるようにチームを組みました。メンバー間で新たなご縁が生まれることを意識しましたね。各チームには、女子プロの方に1名ずつ入ってもらいました。90名の参加者のチームを組むのは、楽しい作業なのですが大変でした。

  • Q. ゴルフコンペの企画運営に対して重視する点はありますか。

    小宮:まずは、参加者の方に失礼がないことが基本条件です。加えて、気持ちよく楽しんでいただき、参加者で盛り上げていただくことが大切ではないでしょうか。 コンペを成功させるためには、開催前、開催当日、開催後とそれぞれのフェーズで極めて多くのタスクがあります。例えば、参加していただく候補者を選定して、出欠を確認すること。候補者の元データは300人、ないしは400人になります。81周年のコンペでは、ここから参加者を90人まで絞ります。役員秘書室を通じた連絡も、極めて工数がかかります。 JMAのスタッフのリソースを、ゴルフコンペだけに割くわけにはいきません。ジーウイングさんには、こうした出欠の確認もお願いすることで、大変なサポートをしていただきました。コンペ運営の経験に基づいた提案やアドバイスをいただけたので、助かりましたね。

  • Q. どのくらいの工数が必要なのでしょうか。

    小宮:ゴルフに詳しいJMAスタッフが行った場合、1人月相当のリソースが必要だと思います。1日8時間✕ 20日と仮定して、丸々1ヵ月はコンペの企画運営にかかりきりですね。 弊会も潤沢な人員がいるわけではありません。ジーウイングさんにアウトソースすることで、1人で1週間程度のリソース投下程度に負荷を下げることができたのではないでしょうか。JMAでは窓口担当を1人配置して、それ以外はサポートに回る程度です。

  • Q. コンペで工夫された点や印象に残った点について、教えてください。

    小宮:JMAのコンペは、人とのご縁をつなぐことが目的です。レストランでの食事の際、各チームのメンバーと女子プロが、同じテーブルに着席するように予め決めておきました。参加者がどのテーブルに着席すればいいのか迷ったり、1人だけぽつんと着席したりすることを回避することができました。今までは1人だけの参加者の方には気遣って声をかけるようにしていましたが、人手が足りていませんでした。ジーウイングさんの経験値を生かし、参加者の方がもれなく交流でき、満足いただけるようなアイデアを共有できましたね。

  • Q. JMAさんとの最初のご縁は展示会の施工会社の紹介からでしたね。

    小宮:そうですね。それ以来5〜6年のお取り引きになるでしょうか。「ゴルフのコンペ運営を手がける会社がある」と紹介されたことから、ジーウイングさんとのご縁が始まりましたね。 当初は、お互いにわからないことが多くありました。途中コロナ禍でコンペが開催できず間が空いた時期もありましたが、コンペの運営を重ねるうちに、経験値を共有できるようになりましたね。それに伴い、効率的なコンペ運営ができるようになってきたと思います。お互いが同じ方向を目指して、目線合わせができている点も良かったのではないでしょうか。 --- コンペ運営の過程で発生した課題に対する対策について、教えてください。 小宮:コンペでは、予期せぬヒヤリハットが発生することもあります。参加者のエグゼクティブの方に失礼があってはいけません。コンペの運営を問題なく終えることが基本条件だと考えています。ジーウイングさんには、コンペの運営過程で発生した課題を実施報告書で可視化し、共有いただいています。課題に対する対策も明示していただいているので、次回に向けて改善を進めていくことができます。細かい改善でブラッシュアップを行っています。コンペの都度、PDCAを回すイメージでしょうか。

  • Q. 今後は、JMAのコンペをどのように進化させていくことをお考えでしょうか。

    小宮:参加者の皆さんには満足いただいていますが、さらに進化させていきたいですね。産業界の中でJMAのコンペの知名度を上げていく必要がありますし、クリアすべき細かい点はたくさんあります。「JMAのコンペに参加してみたい」と言われるようにしていきたいですね。 必要なことは、ファンを作ることだと考えています。「また、参加してみたい」と思っていただき、コンペを通じたご縁がお仕事につながるようになれば、うれしいですね。 JMAのコンペで知り合い、新しいイノベーションが生まれるような仕事が生まれるきっかけになれば、本望ですね。

  • Q. ファンを増やすために必要なことはなんでしょうか。

    小宮:コンペを継続していくことだと思います。参加した方の印象に残るようにするためには、毎年実施してもいいと考えています。実施報告書の課題解決を図り、満足度を高めながら、参加者の方に楽しんでいただける企画を考えていきたいと思います。 コンペを進化させることで、ファンを作っていきたいですね。「JMAのコンペに参加したい」と言われるようになったら、本物かなと思います。経営者の方は、横でつながっています。口コミなどを通して、ファンが増えたらうれしいですね。 ファンを増やすためには、継続が唯一の秘策です。日本能率協会という信頼を担保する名前もあるため、華美にすればいいというものではありません。「おもしろいコンペだね」と言われるようにしていきたいと考えています。 JMAには、創立以来築き上げてきた産業界に広がる豊かなネットワークがあります。交流のプラットフォームに集う一流の人たちが参加するコンペにしていかなくてはならないと考えています。ジーウイングさんとは、コンペ運営の経験や知見を蓄積してきました。これからも引き続き、運営をお願いしたいですね。

  • Q. 今後のコンペで取り組みたいことについて、教えてください。

    小宮:全体の待ち時間を短くしたいです。トップスタートと一番最後にスタートしたチームでは、時間差が生じます。トップスタートの方がお待ちいただく間は、マッサージを受けていただいたり、レッスンを受けていただいたりしていますが、こうした時間をいかに短くするか、あるいは楽しい企画をいかに提供するかが課題です。中には、マッサージがお好きでない方もいらっしゃいますし、酷暑の戸外でのレッスンは厳しいものがありますよね。 参加者の方には、楽しんだ後に早くお帰りいただくことも大切だと考えています。経営層の方にとって、「時は金なり」です。帰路のアクアラインは渋滞しがちですし、皆さまご多忙のため、帰宅後に会食がある方もいらっしゃいます。

  • Q. 今後の展望について、教えてください。

    小宮:改善を積み重ね、JMAのコンペでは上質な時間を提供していきたいですね。時間のみならず、参加者同士の交流の質を向上させていきたいと考えています。ジーウイングさんは、コンペ運営の豊かなノウハウのみならず、プロとのネットワークをはじめとする多くのアセットをお持ちです。JMAのコンペ運営の経験値も蓄積されていますので、引き続き、協業をお願いしたいと考えています。